「一般社団法人ときがわ社中は2021年3月31日に設立された地域商社です」
と言うと、必ず聞かれるのが「ときがわ社中って何をやるの?」という質問です。
そこでこちらの記事では、ときがわ社中がこれからやっていきたいと考えていることをお伝えしていきます。
ときがわ社中の目標って?
まずはときがわ社中が目指している状態についてです。
いわゆる「ビジョン」のようなものです。
私たちが目指しているのは
みんなが“ジブンゴト”としてワクワクを共創できる町
の実現です。
ちと抽象的すぎるかもしれませんね(汗)
つまりは単純に暮らしていて幸せな町であるというよりは、「自分が積極的に楽しいと思えるようなことに関わり、創り出すことで自らの手によって幸せな町を創っていく状態」を目指しています。
そのために、私たちはときがわ町を主な活動フィールドとしながら、
持続的に“おもしろい”ときがわ町にする
をミッションにいろいろな”共創”を起こしていきたいと考えています。
ときがわ社中が考える「共創」「しごと」って?
ときがわ社中がやりたいと考えていることの大きなテーマは「共創」です。
つまり、私たちが自分たちだけでやるのではなく、個人、行政、民間企業、その他各種団体を巻き込んで、まちを持続的におもしろくするために一緒にいろんな「しごと」を創ることです。
ここでいう「しごと」とは、単に経済的な価値を生み出す、生計を立てる手段というだけではなく、
・自分の趣味や特技を活かしたライフワーク
・新たなチャレンジ
・そのまちにおける新しい事業
・お金を稼ぐ場
・お金を使う場
であると捉えています。
こうしたものを、自分一人の力だけではなくて、いろいろなプレイヤーの力を借りて、時には誰かの「しごと」を応援したりして、小さくてもたくさんの「おもしろい」を同時多発的に地域に引き起こしていきたいと考えています。
具体的に何をやるの?
今一番力を入れているのは、「教育×●●」と「官民連携」です。
(1)教育
人口が減少している地域にとって最大の課題は、地域の担い手をいかに確保するかということです。
これは単純に人口という数の問題ではなく、質の問題であると考えています。
地域に住む人が、自分の地域に誇りを感じられるようになることは、自己肯定感を高めることにつながります。
それにはいかに地域のことを知り、地域に貢献できるかが重要だと考えています。
私たちはときがわ町のICT支援員として小中学校のICT化をお手伝いしていますが、今後は学校と地域社会とをつなぐ役割も担っていきたいと考えています。
そのことによって、子どもを学校に閉じ込めたり、守られたりする存在ではなく、地域社会の一員としての役割を担う存在として地域に位置付けることが目的です。
そのことを通じて、ゆくゆくは子どもたち自身も地域のことを知り、地域の人を知り、地域を誇れるようになるのではないかと考えています。
そして地域全体が、子どもの良き応援者として、「帰ってこい」と強制するではなく、「いつでも帰ってきてもいいよ」という安心感を与えられるようなまちになっていくといいなと思います。
(2)官民連携
次に官民連携です。
私が元公務員だからというのもありますが、よく誤解されていることとして「まちづくりは行政がやるもの」ということがあります。
これでは他人任せになってしまいます。
「まちづくり」という大げさなことを言わなくても、自分がやりたいと思っていることをどんどんやっていくだけで、地域に変化は生み出すことはできます。
もちろん1人でやってもいいのですが、あるところでは行政や民間企業が手を組んでやったら、もっとおもしろいことができる場面も多いです。
そこを地域商社であるときがわ社中がハブとなって、おもしろいことをもっとおもしろくするための触媒になりたいと考えています。
やりたいと思っていても個人ではできないこと、行政だけ・民間企業だけではできないこと、それを実現できるようにしていきたいです。
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これまで述べてきたこともざっくりとした部分で、より具体的にはこれからいろんな方々と対話しながらプロジェクトを動かしていく予定です。
それぞれの進捗についてはまたブログなどを通じてお伝えしていきます。
また、上に述べたことはあくまで現時点でのことですので、今後扱う領域が変わることもあるかもしれませんので、こちらもその際はブログなどでお知らせしていければと思います。
最後に、私たちのモットーは、「おもしろい人たちと、おもしろいことをやる」です。
ときがわ町やその周辺地域でおもしろいことをやりたいと考えている方々がいましたら、ぜひお声がけください!