みせるばやお代表理事の太田さんとの夜ミーティング ~比企のジンジ構想~(2023年2月2日)

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みせるばやお代表理事の太田さんと夜ミーティング

ときがわ社中の風間です。

2023年2月2日(木)21:10-23:10、セキネシール工業株式会社の関根さんのご紹介で、みせるばやお代表理事の太田さんとミーティングの機会をいただくことができました。

太田さんは錦城護謨(きんじょうごむ)株式会社の代表取締役社長でもあり、この日はなんとドイツからオンライン参加いただきました。
翌日から世界最大級の消費財見本市であるアンビエンテに出展されるそうです。(スゴイ!)

大阪府八尾市で太田さんたちが取り組まれている「みせるばやお」が”比企のジンジ”のヒントになるのではないかということで、いろいろお聞きすることができました。

差し障りない範囲で書き留めておきます。

メモ

●みせるばやおについて
・現在130社くらいが参加
 八尾市 7割 もともとは八尾を盛り上げるため
 堺市、東大阪市からも参加している
 流入させることも大事
・2018年8月オープン
・BtoB企業 一般の方の目に触れない
・自分たちの会社だけだと発信力弱い、地域を盛り上げることを考えないといけない
・自治体、民間企業含めた問題意識
・地域に人を増やさないといけない
 → 地域の子どもたちにものづくりのことを伝えることが地域活性化につながる(目的)
・ミッションは「子どもたちにものづくりの魅力を伝える」こと
・商売目的ではない。志が高い
 → 最初から、何のためにやるかを話し合った。共感する人が参加している
・ワークショップ、オープンファクトリー
・オープンファクトリーは八尾市だけでなく、近隣地域も含めた動きに広がっている
・日本ものづくり大賞も受賞
・キーワードは「シェアリング」 
 システム・・・使える人がいない、費用負担
 広報・・・広報担当がいない、BtoBメーカーは知られていない、発信力が弱い
 人事・・・人事担当がいない、新人教育できない
 → 1社ではできないことをシェアリングすることでできるようにする
・会社に年の近い先輩がいない、同期がいない
 → 地域で同期ができる
・西武が撤退し、催事スペースが空いてしまったため、八尾市がどうやって活用するか考えていた
・商工会がおもしろいことやりそうな人を36社くらい集めた
・企業経営者なのでイベントやったこともない
・1か月間毎日、みせるばやおに行っていた 

●八尾市について
・商業、工業、林業全部あるが、ものづくりは多い
・かつては物部氏の拠点だったという歴史的背景
・隣が大阪市であるため、実は就労者数が少ない。ベッドタウン
・大企業が少ない。小規模零細というより、10~20人程度の中小企業の割合が多い
・事業分野はいろいろ。それがいい。近い分野だと競合・ライバルになってしまう。多業種だからこそ、利害関係が一致する

●地域の企業とのつながり
・それまでそういう場がなかった
・若いメンバーがワクワクする、やりがいを感じる地域でないと人が集まらない
・従業員同士がつながる場がなかった。従業員同士で研修を立ち上げた
 従業員同士で話し合って、商品開発を行っていたことも。経営者もまったく知らなかった笑
・地域の企業のことを知ると、地域がすごく魅力ある場所に感じられるように
・何をしたらみんな集まってくれるかを考えた。そもそもお互い知らないので集まる機会、口実が必要
・フラットに一つの目的を共有して集まれる場を、定期的に持続するのが重要
・経営者は集まる機会がある。従業員同士が集まる場は貴重
・社外とつながることで、自分の会社にあるものに気づくきっかけになる

●地域の方とのつながり
・来場者は八尾の人が多い 6、7割
・家族連れ 未就学児。週末のイベント系は小中学生も。多いときは1日2000人来たことも
・大学生は運営側のインターンシップで参画することが多い
・ものづくり現場に行く機会は小学校時代はない 見学くらい 
・オープンファクトリーは、アウターブランディングよりインターブランディングになる
 普段は一般の人に見られない、自分たちがやっていることがわからない
 子どもに喜んでもらうと嬉しい、自己肯定感
・外部接続の機会は貴重

●みせるばやおの今後
・大きくなってくると専属スタッフの必要性も出てくる
・マネタイズもゆくゆくは必要だけど、それがありきではない
・お金だけで場に出てこないと意味がない
・大事なことは集まる理由をつくること
・お金払えば何かしてくれる場所ではない。やりたいことを自分たちがやるための場
・来てくれ、来てくれではなく、「絶対こないでくれ」といったら逆に気になるかも笑
・究極は「みせるばやおで採用する」
 地域で採用する、雇用するという考え方
・新卒ではなく、経験者採用、あるいは複業では可能性があるのでは

●採用面の影響
・インターンシップに参加した学生が3名入社した
・「それまで大企業しか考えていなかった」
・ユニークな経営者と接したことで、気持ちの変化が生まれた
・みせるばやおの会社ばかり受けた子もいた
・みせるばやおに1年インターンシップした大学生も
・企業インターンシップの一環としてみせるばやおに関わってもらうこともある

●比企地域について
・出会いの場あるといい。結婚とか
・地域性あるが、複数自治体が含まれるのが比企郡単位のいいところ
・自然の豊かさ 
・いろんな大人と出会える
・学力ではない「教育」の選択肢
・都会に行くことも一つの選択肢 でもそうでない選択肢もある
・中世は文化の集積地(慈光寺)。その周りに地場産業が栄えた
・地政学的な要素は大きい。ルーツ、ストーリー。比企にあることの価値につながる

===

「地域で同期をつくる」

「地域で雇用する」

「1社ではできないことを、シェアリングによってできるようにする」

など、響く言葉が盛りだくさんの2時間でした。

深夜でしたが、興奮がなかなか冷めず、寝付けませんでした笑

”比企のジンジ”構想がまた一歩具体化に向けて進みそうです。

太田さん、関根さん、貴重なお時間をありがとうございました!

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この記事を書いた人

埼玉県草加市出身、坂戸市在住。2児の父。越谷市役所に14年間勤務し、農業や商工業、伝統工芸振興、企業誘致などに携わり、多くの新規事業を手がける。比企起業塾第2期生。2020年3月起業。埼玉県比企郡を中心に、行政や中小企業のお助けマンとして、官民連携、新規事業開発、地域教育、関係人口づくりなどに取り組む。地域プロジェクトコーディネーター。共著に『地域でしごと まちづくり試論』(2021年2月発行)

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