センティード株式会社(小川町)様を訪問しました ~地域企業様訪問【特別編】~(2022年10月13日)

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2022年10月13日(木)、小川町で家具・インテリアデザイン、シェアものづくりワークスペースなどを手掛けるセンティード株式会社様を訪問しました。

今年度、比企郡9市町村(東松山市、小川町、吉見町、嵐山町、滑川町、ときがわ町、川島町、鳩山町、東秩父村)からなる比企地域元気アップ委員会様からのご依頼で、地域の製造業24社を取材・動画制作を行いましたが、それに勝るとも劣らない充実した時間になりました。

会社のご案内やお話を伺ったのは、代表取締役の笠原和樹さん。

弊社からは栗原、風間がお伺いしました。

目次

工場・社内見学

家具やインテリアのデザイン、プロダクトを手がけているということで、工場もおしゃれな雰囲気がそこかしこにありました。

入口にあったリビングのような空間がいいですね。
自然に人が集まってくるのではないかと思わせる雰囲気です。

ShopBotで型を抜いた後の枠も、捨てずにパーティションにしたり、広く通路がとってあったり、仕事がしやすいを超えて、仕事をしたいと思える空間になっていました。
なかなかここまで居心地のいい工場はないですねー。

工場内では、自社社員だけでなく、独立経営されている職人さんや事業者もあり、ものづくりワークスペースのシェアリングが行われていました。

たまたま篠原さんも仕事をしていました

ものづくり系の経営者の方は、自分の作業場を見せるのを嫌がる方も多いそうですが、そうした抵抗感よりも、機械やスペースをシェアすることによるメリットは大きいということでした。

自分だけでものづくりをするのではなく、協力会社や仲間を頼るということだったり、もちろん人は選びますが頼られたら胸襟を開いて相談に乗ったりする笠原社長の関わり方も、大きな魅力の一つだと感じます。

自らを「背中押しオジサン」と呼んでいました笑

自社のオーダーメイド家具製造スペース

笠原社長インタビュー

インタビュー目的ではなかったはずなのですが、いろいろお聴きしたくなってしまって、結果的にインタビューのような形になってしまいました笑

笠原社長は小川町で生まれ育ち、帝京高校のサッカー部にもまれた後に渡米。
アメリカの大学でデザインを学んだ後に日本で就職し、販促品のデザインなどを手がけてこられたそうです。

その後、2008年に小川町に戻って家業に入り、2009年にセンティード株式会社を設立して事業承継を進めてこられました。
もともと製材業だった家業も、時代の移り変わりに対応して、建具から内装デザインへと業態変更を成し遂げてきたといいます。

印象的だったのは、「毎日30分、必ず会社の未来のために時間を使うことを決めて、実践してきた」というエピソード。
1日30分を毎日続ければ、1年で180時間以上もの時間を積み重ねることができます。
そのために業務の効率化やITの導入などへの投資も行ってきたそうです。

日をまたぐことも多かったといいますが、その毎日の積み重ねがあるからこそ、今の会社の姿があるんですね。
これまでの会社やご本人の歩みをお聞きして、強い意志と判断力と行動力とリーダーシップを感じました。

できたばかりだという会社のビジョン「ものづくりで 人と未来を面白く」は、笠原社長の人柄をよく表しているように思えます。

迷惑そうな顔一つせず、むしろ一緒におもしろがってお話してくれた笠原社長、ありがとうございました!

比企つづき、よろしくお願いいたします!

私も混ぜてもらいました笑

感想

やはり魅力的な経営者様との対話はめちゃくちゃおもしろいですし、学びがすごいです!

カメラを回していなかったことを後悔するくらいの魅力的なお話で、おもしろさにメモの手が止まりませんでした。

目の前で聴いていてものすごくおもしろくて、だんだん私たちだけが聴いているのがもったいないような気がしてきました。
ぜひとも地域の小中学生や高校生にも聴いてもらいたいなあ。

今後、小中学校・高校に出入りする中で、地域経営者の方々と直接お話する機会をつくっていければと考えています。

弊社の事業に関してもお話する時間を頂戴しました。
なんと、ブログにも目を通していただいたとのこと!
ありがとうございます!

(この記事も読んでいただいているかもしれません笑)

これからの事業づくりにつながるようなヒントをたくさんいただきました。

  • 埼玉県の企業は全体的に発信力が足りない。高校生に、社内向け、社員の家族向けの動画をつくってもらうのもおもしろいのでは
  • 大人が子どもに教えたり、「やってみな」というのではなく、大人が子どもから学ぶ姿勢は大事。年齢は関係ない
  • トゥクトゥクを地域の複数の会社でシェアできたらいい
  • みんな起業する学校があったらおもしろい。毎年100社が生まれる地域(学校)。目の色が変わる。真剣。そこに学びがある。大人の子どもに対する目も変わる

こうした地域の魅力的な企業様たちや地域での働き方に興味のある方々が集まるプラットフォーム、「比企のジンジ」のイメージ(妄想)も広がりました。

笠原社長、社員の皆さま、シェアワークスペースで作業中だった家具職人の篠原さん、本当にありがとうございました!

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この記事を書いた人

埼玉県草加市出身、坂戸市在住。2児の父。越谷市役所に14年間勤務し、農業や商工業、伝統工芸振興、企業誘致などに携わり、多くの新規事業を手がける。比企起業塾第2期生。2020年3月起業。埼玉県比企郡を中心に、行政や中小企業のお助けマンとして、官民連携、新規事業開発、地域教育、関係人口づくりなどに取り組む。地域プロジェクトコーディネーター。共著に『地域でしごと まちづくり試論』(2021年2月発行)

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