ときがわ町立玉川中学校でICT研修を実施しました(2021年度 1回目)

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玉川中学校でICT研修を実施しました

2021年7月5日(月)15時~17時、玉川中学校で第1回のICT研修を実施しました。

他の学校に比べて、全体的に非常に落ち着いた印象のある玉川中学校。
余裕のようなものすら感じられます。

情報主任のO先生を中心にして、確実にタブレット活用を進めているようです。

事前にメールで確認していた活用状況は以下のようなものでした。

  • 1年生から3年生までの各学級で、Classroomで「ホームルーム」作成済み
  • 全生徒が「ホームルーム」に参加済み
  • 生徒は毎回ログインから自分で行う
  • 各学級でmeetの接続も実施済み

ときがわ町教育委員会では、夏休み前の全児童・生徒が自宅にタブレットを持ち帰り、ClassroomとMeetの接続を確認することを目標にしていますが、玉川中学校は町内の全小中学校に先駆けて、7月9日(金)の持ち帰りを予定しているとのことです。

その日に向けて、今回は、改めてClassroomとMeetの操作について学びました。
実施した内容は以下のとおりです。

  • 持ち帰り後のログインからMeet接続までの流れの説明
  • 情報主任のO先生が先生役、他の先生方が生徒役になって、Classroomに参加
  • ClassroomからMeetに接続
  • ミュート、音量調整、レイアウト変更
  • Classroomでの投稿内容
  • 生徒は先生からの投稿に返信する

以上の内容を、O先生がしっかりと先導していましたので、私たちはそのサポートと、他校の事例紹介などを行いました。

実施内容

(1)ログインからMeet接続までの流れの説明

O先生が資料に基づいて、説明を進めていきます。
操作の手順やスケジュールが明示されていて、わかりやすいです。

これがあれば、担任の先生方が準備しなければならないことが明確にわかるかと思います。

校長先生から、校長会での話し合いを受けて、家庭の通信環境や習い事などの事情で参加できない場合は、オフライン環境で使えること(カメラで撮影など)を行えばいいということの確認もありました。

(2)Classroomに参加

ほとんどの先生方が迷うことなく、Classroomに参加することができました。

(3)Meet接続、操作

Meetを初めて使う先生方もいたようですが、操作に特に問題はなく、指示されたとおり的確にこなしていました。

事前にO先生が35人のクラスでMeetを一斉に接続したところ、やはりかなり接続に時間がかかったり、接続できなかったりした生徒もいたそうです。
同じ教室内だと通信の遅れやハウリングなどの問題もあるので、家庭に通信環境があればむしろ家での方がスムーズかもしれません。

ミュートの切り替えや音量調整、レイアウト変更などの操作を確認しました。

(4)Classroomで投稿、返信

いくつも投稿しておくと、紛れてしまって該当する投稿が見つけにくいという印象を受けました。

ローマ字入力の練習という側面がなく、単に接続状況について生徒からから答えをもらいたいだけであれば、Googleフォームでアンケートで実施した方がいいかもしれません。
ストリームの投稿に、生徒から状況を回答するのもいいのですが、人数が多いと回答を集計するのも手間がかかりますし、ストリームの画面表示もやや見づらくなります。

次回に向けて、他校の事例を紹介しながら、Googleフォームの活用を提案しました。

今後の課題

聞くところでは、玉川中学校では「Chromebookの機能自体を積極的に学ぼう」というよりは、「今やっている授業や普段の活動の中にChromebookを取り入れていこう」という姿勢が感じられました。

調べ学習や行先までの交通手段の検索などで活用しているようです。

どちらがいいとは必ずしも言えませんが、Chromebookを活用すること自体が目的ではなく、より良い学びの環境をつくるための一つの選択肢として、Chromebookやインターネット上のツールなどをうまく活用していければいいかと思います。

ときがわ町でのICT活用は始まったばかりですが、1学期だけで非常に着実な進捗が見られたと思います。
今後はより実践的な活用に向かっていけるように、引き続き一緒に取り組んでいきたいと思います。

玉川中学校の皆さま、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

埼玉県草加市出身、坂戸市在住。2児の父。越谷市役所に14年間勤務し、農業や商工業、伝統工芸振興、企業誘致などに携わり、多くの新規事業を手がける。比企起業塾第2期生。2020年3月起業。埼玉県比企郡を中心に、行政や中小企業のお助けマンとして、官民連携、新規事業開発、地域教育、関係人口づくりなどに取り組む。地域プロジェクトコーディネーター。共著に『地域でしごと まちづくり試論』(2021年2月発行)

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