ときがわ町立都幾川中学校にてICT研修を実施しました(2021年度 2回目)

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都幾川中学校で第2回のICT研修を実施しました

2021年6月24日(木)13時から16時30分、都幾川中学校でICT研修を実施しました。

前回は先生方向けに、Classroomでのクラスへの参加方法、Meetの接続、Googleフォームでのアンケートとテストの作成について研修を行いました。
今回はその内容をもとに、実際に生徒とタブレットでやり取りをしていきました。

実施した内容は以下のとおりです。

  • 各学級のClassroomのクラスに、クラスコードから参加する
  • クラスでMeetに接続する
  • Googleフォームでのアンケートに回答する

これを1年生から3年生までの3クラスで、ほぼ同じ流れで実施しました。

先生方がメインで生徒の指導を進めていただき、私はそれをサポートする側として授業に入りました。

実施内容

1年生

やはり中学生ともなれば、かなりローマ字入力にも慣れているようです。
余裕が感じられます。

これまでのWindowsパソコンとChrome bookのキーボードの違いにやや戸惑いが見られたものの、ローマ字入力には問題ははなく、サクサク作業が進みました。

21人クラスでのMeet接続でしたが、5人から10人ほどがつながったり、つながらなかったりがあるようで、全員で全員の顔を見るということが難しい状況も見られました。

Meetを使うときは、何のために、どのタイミングで使うかがポイントになりそうですね。

Googleフォームでのアンケートは問題なく使用できました。

「愛とお金とどちらが大切?」という問いには、途中まで接戦でした(笑)が、最終的には「愛」が上回りました。
良かったです。

2年生

2年生は36人クラスということで、さらにハードルが上がりました。

Classroomへの参加は特に問題なかったものの、Meetの接続ではやはり大混乱。
10人から15人くらいが接続困難な状況になってしまいました。

画面をオフにしても改善されず、仕方がないのでつながった生徒から順にMeetを退出し、なんとか全員の接続を確認できました。

つながりにくいときには、一度タブレットを閉じて電源をオフにしてから、もう一度トライするとスムーズに接続することもあるようです。

Googleフォームでのアンケートやインターネットでの調べ学習には特に問題ないようです。
「あしたね」というサイトでのキャリア学習では、自分の興味関心に合わせて、いろいろな職業について書かれたコラムなどを興味深そうに調べていました。

3年生

3年生も36人クラス。
先生が事前に黒板にわかりやすい説明を書いていてくれたので、生徒は迷うことなく操作を行っていました。
このあたりの指導方法はさすがプロ!
めちゃくちゃわかりやすいです。

3年生ということでキーボードの操作はさらに慣れた様子でしたが、やはりMeetの接続ではつながりにくい状況が生まれてしまいました。
2年生と同じく、10人から15人くらいはかなり時間がかかりました。

Googleフォームのアンケートでは、ユーモアのある設問に生徒が見事に応え(?)、相互のやり取りを楽しんでいました。
アンケートの集計結果をモニターに表示しながら説明すると、その場で回答結果がわかり、生徒の反応も良かったです。

1問目の「好きなキャラ」では、「くまモン」が1位でしたが、先生から「そこはドームくん(ときがわ町のキャラクター)じゃないの!?」とツッコミも。

今後の課題

都幾川中学校の校長先生をはじめ、先生方にお聞きすると、Googleフォームの活用に大きな可能性を感じている様子がうかがえました。
Googleフォームを使えば、プリントのコピーや配布、回収、集計、採点、返却といった手間と時間を大きく削減することができます。

「タブレットが来て、またやることが増えた」ではなく、Googleフォームのようなツールを使って、ぜひ積極的に省力化、効率化を進めていただきたいと考えています。
そうすれば生徒のケアにより多くの時間をとることができ、より良い学びの環境がつくりやすくなるというのが私たちの考えです。

一方、教室内でのMeetの利用に関しては、1学級当たりの人数が小学校よりも多いことから、通信面での課題が見られました。
Meetを使えば、教室内に一つしかないモニターに表示するより、画面共有によって各生徒のタブレット画面に資料を映し出すことができるので、みんなが資料を見やすいという利点があるのですが、あの様子では厳しそうです。

このあたりは今後の課題かと思いました。

都幾川中学校の皆さま、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

埼玉県草加市出身、坂戸市在住。2児の父。越谷市役所に14年間勤務し、農業や商工業、伝統工芸振興、企業誘致などに携わり、多くの新規事業を手がける。比企起業塾第2期生。2020年3月起業。埼玉県比企郡を中心に、行政や中小企業のお助けマンとして、官民連携、新規事業開発、地域教育、関係人口づくりなどに取り組む。地域プロジェクトコーディネーター。共著に『地域でしごと まちづくり試論』(2021年2月発行)

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