ときがわ町立萩ヶ丘小学校でICT研修を実施しました(2021年度 3回目)

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萩ヶ丘小学校で第3回のICT研修を実施しました

6月24日(木)8時20分~12時30分まで、萩ヶ丘小学校でICT研修を実施しました。

萩ヶ丘小学校では、6月25日(金)に保護者を招いての授業参観が行なわれるということで、子どもたちがタブレットを使っている様子を見てもらいたいということでした。
本番に向けて、予行練習も兼ねてタブレットの使い方をおさらいしていきます。

実施内容は以下のとおりです。

【朝の会】
・全校生徒が一斉にMeet接続

【1年生】
・Meet接続
・描画キャンバスでお絵描き
・QRコードからデジタル教科書にアクセスし、ドリル演習
・Googleフォームアンケート

【2年生】
・Meet接続
・QRコードからデジタル教科書にアクセスし、ドリル演習
・こどもタイピングによるタイピング練習

【3・4年生】
・Jam boardで発表資料作成
・画像検索
・Meetで共有し、発表

【5・6年生】
・Googleスライドで発表資料作成
・調べ学習

内容もかなり実践的なものになってきました。

実施内容

朝の会

全校生徒約70名が一斉にMeetに接続するというのを試してみました。
いざというときに、どのくらいかかるのか、できるかを確かめることが目的です。

結論から言うと、接続のタイミングによって、早く開始した学級ほど早く接続が確認でき、遅く開始した学級ほど接続までに時間がかかりました。
やはりMeetはかなりの通信負荷がかかるようです。

始めてから全員が接続を確認できるまで、18分ほどかかりました。
何度も接続エラーが出たり、通信が途切れてしまった子もいました。
若干のタイムラグはあるにしても、ほぼ同じ時間帯に全員が接続できたのはひとまず成果といっていいでしょう。

つながりやすい時間帯やスムーズに接続できる人数など、今後工夫していけばいいかと思います。

(1時間目)3・4年生

1時間目は3・4年生の授業。
総合の時間でタブレットを使った調べ学習に取り組んでいるということで、その成果物としての発表資料を作りたいということでした。

3年生だとローマ字入力に時間がかかる子もいるようですので、手書きもできるJam boardを使うことにしました。
WEB上から検索した写真を直接貼り付ける機能などを活用し、興味のある写真を探して、そこにデコレーションを加えていきます。

高麗神社や三峰神社、巾着田、玉川温泉、ときがわホースケアガーデンなど、埼玉県やときがわ町などの地元ネタが多かったようです。

手書き文字とキーボードで入力した文字の使い分けも見られました。
ラフ画のように簡単な発表資料を作成できるので、Jam boardは便利ですね。

ある程度できたところで、Meetを使ってクラス全員に作った資料を共有し、簡単な発表を行いました。
この使い方ができるとバリエーションが広がりそうです。

それにしても、やはりこのクラスは規律が整っているというか、いつもながら「ハイ!」という返事がすばらしいです。
気が引き締まりますね。

(2時間目)2年生

2時間目は2年生の算数の授業。

今回はデジタル教科書利用のための児童用のアカウントを作成したということで、QRコードを読み込み、デジタル教科書にアクセスするところから始めました。
端末によって多少、カメラの表示が異なるようでしたが、全員がアクセスできました。

デジタル教科書に付箋を付けたり、演習問題にアクセスして個人で引き算ドリルに取り組んだりしました。

少し時間が余ったため、タイピングの練習になればということで、急遽インターネットで見つけた「こどもタイピング」を試すことに。
キーボード表示が「大文字」になってしまい、タブレットとの違いに混乱してしまう場面もありましたが、「打つのが早くなった気がする」と言っていた子もいました笑

ドリルにも集中して取り組んでおり、タブレットを使った学習への興味も高まっているのを感じました。

(3時間目)1年生

3時間目は1年生。
翌日の授業参観に向けた予行練習を行いました。

いつもかわいすぎる挨拶をしてくれる1年生の子たち。
今回は「だいすき、かざませんせい。よろしくね」でした笑
ホントにいい子たちです。

まずはログインから始め、ClassroomからMeetに接続していきます。
ログインも自分でやってしまうのが萩ヶ丘小学校の1年生のすごいところ。

Meetでは自分の好みに背景を変えて、しばし遊びました。

お次は描画キャンバスアプリ。
低学年は持ち帰り時の自宅でのWifi接続が難しいかもしれないということで、Wifiに接続しなくてもできることを用意しておくということで、このアプリを使ってみることにしました。

基本手書きなので、1年生にはJam boardよりも使いやすいかもしれません。
みんな筆が進んでいるようでした。

次にカメラアプリでQRコードを読み込み、デジタル教科書にアクセス。
ドリル演習も行いました。

そして最後はGoogleフォームでのアンケート。
タイトルが「おしえて!かざませんせい ぱあと3」になっていました笑

もはやタブレットが違和感なくなっているようにも見えました。
この3日で一番進んだんじゃないでしょうか。

(4時間目)5・6年生

4時間目は5・6年生の調べ学習。

これまではPower Pointで資料を作成していたようですが、今回はChrome bookを使ってGoogleスライドで作成することとしました。

基本的な使い方はほぼ一緒なので、あまり違和感はないようでした。
Google画像検索から見つけた画像をそのまま添付できるのが一つの特徴なので、その機能をさっそく試していました。

5年生のテーマは「米」、6年生のテーマは「環境問題」でした。

5年生は「米の種類」や「米にあうおかず」という資料を作成している子もいて、この時間帯には見ていて空腹が辛かったです笑

機能面で分からないことをときどき質問するくらいで、みんな集中して課題に取り組んでいました。
さすが5・6年生にもなると頼もしいですね!

今後の課題

総合的には町内の小中学校でもっともタブレットの活用が進んでいるように見えます。
残す課題は、自宅への持ち帰りに向けて保護者の協力を得るあたりでしょうか。

翌日は保護者を読んでの授業参観ということで、子どもたちには練習の成果をぜひ発揮してもらい、保護者の皆さまにアピールしていただきたいです。
もちろん、そのときだけでなく、今後も継続的に利用していきたいですね。

頑張ってください!

萩ヶ丘小学校の皆さま、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

埼玉県草加市出身、坂戸市在住。2児の父。越谷市役所に14年間勤務し、農業や商工業、伝統工芸振興、企業誘致などに携わり、多くの新規事業を手がける。比企起業塾第2期生。2020年3月起業。埼玉県比企郡を中心に、行政や中小企業のお助けマンとして、官民連携、新規事業開発、地域教育、関係人口づくりなどに取り組む。地域プロジェクトコーディネーター。共著に『地域でしごと まちづくり試論』(2021年2月発行)

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