滑川総合高校×EVトゥクトゥクのコラボが実現しました(2023年1月7日)

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2023年1月7日(土)13時~16時、EVトゥクトゥク活用のトライアルとして、滑川総合高校の映像制作部の皆さんによる「あっちいってトゥクトゥクin滑川町」「トゥクトゥク独歩」を実施しました。

構想は9月くらいから進めていましたが、雨で延期が2度続き、年明けになってしまいました。

寒い時期なので心配しましたが、EVトゥクトゥクという珍しい体験を楽しんでいただけたようです。

参加してくれたのは、映像制作部顧問のY先生、副部長の2年生のFさん、1年生のIさん、Tくんの4人でした。

もちろん初めてのトゥクトゥク乗車ということで、走り出したときの反応がナイスでした!
特に一番興奮していたのはY先生。

トゥクトゥクを見た瞬間からテンション上がりっぱなしでした笑

Y先生には試乗もしていただきました

こういう反応を見るのは嬉しいですね。

こちらでは当日の様子をお伝えしていきます。

目次

あっちいってトゥクトゥク

映像制作部では、予定調和的な活動ではなく、あえて予定不調和な偶然の出来事を求めて、「どっちにいきましょう?」をよく実施するそうです。
国木田独歩氏の『武蔵野』にならい、分かれ道に行き当たったら杖(棒)を倒し、倒れた方向に従って進むというものです。

今回はそれをトゥクトゥクでやってしまおうという試みでした。

そして新年ということで、目的地は「神社」(超ざっくり!)。

初詣ができる神社にたどり着くまで帰れまテン的な企画です。
いつ終わるか分からないという不安にドキドキしますね笑

高校を出発し、「水房ふれあい公園」からスタートです!

Tくんのしきりでオープニング。

棒の倒れた方に進みます
GoProもスタンバイ

分かれ道ではひたすら棒を頼りに進みます。

あてのない行程でしたが、皆さんは普段はあまり町内をこうしてじっくり回るということはないということで、目にするものや手を振ってくれる方々との出会いも楽しんでいました。

そして15時少し前、なんと予想以上にはるかに早く(笑)、森林公園近くにある「大雷淡洲神社」に到着。
こういうことでもなければきっと訪れなかったでしょうね。

まさに一期一会の出会い。

とにかくなんとか初詣を済ませることができてよかったです!

それにしても高校生の皆さん、至って普通な反応で、こともなげな様子でした。
さすが鍛えられてますね笑

セミの抜け殻を見つけたTくん
シーソーで遊ぶFくんとIさん

トゥクトゥク独歩

ここからは「トゥクトゥク独歩」。

国木田独歩氏の『武蔵野』の一節を、風景の中で朗読しようというもので、それをトゥクトゥクでやってしまいます。
ただ教室の中で朗読していても、いまいち雰囲気が出ないということで始めたんだそうです。

トゥクトゥクに乗りながら、FさんとIさんが、それぞれ受け持った一節にふさわしいロケーションを探していきます。

突然、何かにひかれたように道を指し示すFさん。

その指示に従ってトゥクトゥクを走らせていくと、ほどなく行き止まりに着きました。

「ここで読みます!」

と迷いもなくFさん。

どうやらここで『武蔵野』の一節を朗読するようです。

朗読が始まると、それまでの声が一変し、まるで世界が止まったかのような空気になりました。
そんなに大きな声を出していないようなのに、凛とした声がよく通ります。

時間は止まったように感じられるなのに、そばを流れる水の音や鳥の声が朗読の声と共に耳に届いて、なんともいえない感覚でした。

すばらしい朗読でした!

続いてIさんのロケーション探し。

「分かれ道は狭い方へ進む」という『武蔵野』に従って、トゥクトゥクを走らせます。

10分ほど走って、たどり着いたのは谷津田の先にあるため池でした。

池には氷が張っていました

Iさんのテーマは「日暮れ」。

意図したわけではありませんでしたが、ため池の周りに生えている木々の間から差し込む夕日と、ため池に反射する陽の光という2つの光が幻想的です。

Iさんの朗読が始まりました。

こちらもなんともいえない不思議な世界に入り込んだように感じました。
落ち着いたIさんの声と夕日の光、鳥の声が絶妙に溶け合います。

Tくんもいい撮影ができたようです。

これにてこの日予定していた撮影はすべて終了!

最後もTくんによるエンドロールで締めました。
Tくんのコールが思ったより声が反響し、みんなで大爆笑!

最後まで楽しい撮影でした。

Y先生、Fさん、Iさん、Tくん、お疲れさまでした!
ありがとうございました!

どんな作品が出来上がるのか楽しみです!

感想

ほぼノープランの試みでしたが、滑川総合高校映像制作部の皆さんの活動に、EVトゥクトゥクを活用いただく貴重な機会をいただきました。

皆さんの創造力豊かな発想に大いに刺激をいただくことができました。
ありがとうございます!

終わり際、「これで冬編は撮影できたので、次は春で!」というお言葉も頂戴できましたので、今後がますます楽しみですね。

ぜひ比企つづき、よろしくお願いします!

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この記事を書いた人

埼玉県草加市出身、坂戸市在住。2児の父。越谷市役所に14年間勤務し、農業や商工業、伝統工芸振興、企業誘致などに携わり、多くの新規事業を手がける。比企起業塾第2期生。2020年3月起業。埼玉県比企郡を中心に、行政や中小企業のお助けマンとして、官民連携、新規事業開発、地域教育、関係人口づくりなどに取り組む。地域プロジェクトコーディネーター。共著に『地域でしごと まちづくり試論』(2021年2月発行)

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