オンラインイベント「ときがわ町の木で『木のお酒』をつくる! ~『木』からときがわ町の未来を考える」を開催!

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「ときがわ町の木で『木のお酒』をつくる! ~『木』からときがわ町の未来を考える」を開催しました

こんにちは!
ときがわ社中の風間です。

2021年8月19日(木)、ときがわ若者会議とのコラボ企画で、オンラインイベント「ときがわ町の木で『木のお酒』をつくる! ~『木』からときがわ町の未来を考える」を開催しました。

ゲストは、ときがわ町出身であり、「世界最高のバー50」に選出されたBar Ben Fiddich(新宿区)を営むオーナーバーテンダーであり、「Bar World 100」という世界の酒類業界に影響を与えた100人の中にも選出された鹿山博康さん。

もう一人のゲストは、同じくときがわ町出身で、平日はリフォーム会社に勤務する傍ら、休日はときがわ町にある実家の製材所復活とときがわ材の活用に励んでいる”木の営業マン”こと山口直さん。

お二人の出会い、”木のお酒”への想い、ときがわ町への想いなど、深い話をお聞きすることができました。

また、深夜開催だったにもかかわらず、10名前後の方にご参加いただき、参加者の皆さまからも貴重なご意見や情報提供などもいただくことができました。

お付き合いいただきました皆さま、本当にありがとうございました!

イベント中はファシリテーションもあり、チャットが間に合いませんでしたので、以下にメモを公開したいと思います。

録画した動画をYouTubeでも配信しておりますので、よろしければこちらもどうぞ!(ページの下方にリンクがあります)

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました

トークの概要

雑駁なメモになってしまいますが、トークの内容を公開します。

また、途中からは録画オフで、参加者の皆さまと共にオフレコな対話を楽しみました。

===

●ときがわ町とは?
・埼玉県比企郡ときがわ町は、人口約1万人、面積の7割が森林というようなまちです。「木のまち」「建具のまち」といわれています。
・ときがわ町役場HP https://www.town.tokigawa.lg.jp/
・ときがわ若者会議Facebookページ https://www.facebook.com/tokigawa.youth/

●木のお酒に関わるきっかけ(鹿山さん)
・国の機関である森林総合研究所で、木からお酒をつくるという論文が発表された
・「おもしろい!」と思い、手を挙げた
・ときがわ町出身なので、第1弾として「木のまち」ときがわの木を使いたい!

●なぜ山口さんに声をかけた?(鹿山さん)
・実家の畑を使っていることもあって、ときがわ町にはよく帰っていたが、人との高校卒業以来うすかった
・ヤマナオさんを知ったのはTwitter経由。木に関する活動をしていたのでDMで連絡した。
・年が近くて同じ野球部
・ときがわで活動している人たちと知り合えて嬉しかった

●鹿山さんに会ってどうだった?(山口さん)
・声かけられて嬉しかった
・製材所の復活、いろんな人に「難しいから」と反対される。そこに新しい木の使い方があると知って光が差した
・飲食に利用できるのがいい
・最初は製材所を見てがっかりされるんじゃないかと心配だった
・仲良い共通の友達がいて、打ち解けた
・鹿山さんは勉強熱心。尊敬している

●鹿山さんのバーってどんな感じ?(参加者含めた感想)
・鹿山さん変態だもんw 
・バー行ったけど、変態的な旨さでしたw
・お店に伺ったんですけど、とても居心地が良くて、1人で行ったのに長居してしまいました。
・確かに居心地良かったです
・いきなり植物園のような空間でした

●鹿山さんはカクテルの素材を自分で栽培している(鹿山さん)
・ホップも
・今はいろんなものが手に入りやすいが、以前は今では当たり前のものが手に入らなかった
・たとえばモヒートではラムとフレッシュミントを使うが、本当はイエルバブエナという品種のミントを使う。10年以上前は伝説のミントだった。
・それをキューバから持ち込んで栽培しはじめた人がいて、自分も東京の家の庭で栽培して増やした。
・そのうち手狭になったので、実家の農地で栽培している
・今はマーケットで普通に買えるようになっている
・お酒の原料 植物が多い。市場に出回ってなくても育てられる
・畑で育てているもの50種類以上。自生しているものも使える
・自分はカクテルがメインのバーテンダー。カクテルは何かと何かの組み合わせなので、1つの素材があれば組み合せで10通り以上も考えられたりする

●なぜ製材所を復活させようと思った?(山口さん)
・就職活動のとき自分は本当になにがやりたいのかを考えた
・いずれ事業したい。経営者何を考えているのか知りたいと思った
 ⇒ 経営者に会える仕事
・最初は会員制のホテルの営業。毎日経営者に会いに行き、話をした
・経営者の考えに共感
・小さいころから「木」が染みついている。ときがわの木の現状をなんとかしたいと思った
・一番大きいのは仲間と会えたこと。林業やりたい人。一緒に廃業していた実家の製材所を片付けることから始めた。1年間以上経つ

●鹿山さんはなぜバーテンダーに?(鹿山さん)
・もともとホテル学校出身で、ソムリエになりたかった
・老舗レストランで働いていて、ソムリエがかっこよかった
・ホテルに就職したときにバーに配属になり、それからバーテンダーもいいなと

●”木のお酒”ってどういうもの?
・森林総合研究所の研究がきっかけ。担当者がお酒が好きだった笑
・木からお酒をつくる技術に関する論文が発表されたのを知り、知り合いの蒸留所(エシカル・スピリッツ)に「おもしろいからやろうよ」と誘った
・杉から作ったお酒はそのまま杉、シラカバはジンのような香り、ヤマザクラはイチゴのような香りがする
・森林総合研究所はいろんな研究をしているのでおもしろい

●木のお酒の製造工程を知りたい(参加者から質問)
・ビーズミルで木をミクロレベルに粉砕してリグニンを壊し、セルロースから糖を取り、アルコールをつくる
・鹿山さんのnoteに詳しく書かれています。https://note.com/benfiddich/n/ned0a6d0bf9b1

●参加者からの情報提供
・トレイルランが趣味
・埼玉県にもすばらしい山があることに気が付いた
・ときがわ町にもたまに行く
・トレイルランの大会に出たり、手伝ったりして、地元にお金が落ちることを考えている
・自分にできることがないか考えている
・ビジネスにならないと森林は守っていけない

アーカイブ動画

イベントの様子はYouTubeにてご視聴いただけます。
こちらからご覧ください。

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この記事を書いた人

埼玉県草加市出身、坂戸市在住。2児の父。越谷市役所に14年間勤務し、農業や商工業、伝統工芸振興、企業誘致などに携わり、多くの新規事業を手がける。比企起業塾第2期生。2020年3月起業。埼玉県比企郡を中心に、行政や中小企業のお助けマンとして、官民連携、新規事業開発、地域教育、関係人口づくりなどに取り組む。地域プロジェクトコーディネーター。共著に『地域でしごと まちづくり試論』(2021年2月発行)

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