「日本梱包運輸倉庫株式会社(小川営業所)」様(小川町)の撮影を行いました(2023年5月30日)

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こんにちは!
ときがわ社中の風間です。

2022年度に続き、比企地域元気アップ実行委員会様からの委託事業「ふるさと比企で高校生と企業をつなぐ縁結び事業」2023年度版がスタートしました!

地元高校生を対象として、比企地域+1自治体の計9市町村( 東松山市、小川町、吉見町、嵐山町、滑川町、ときがわ町、川島町、鳩山町、東秩父村)の企業様27社の紹介動画を撮影しています。

2023年5月30日(火)、埼玉県小川町にある「日本梱包運輸倉庫株式会社」様の小川営業所にお邪魔して、動画撮影を行いました。

撮影の様子を差しさわりのない範囲で公開しています。

基本情報

会社名:日本梱包運輸倉庫株式会社(小川営業所)
事業内容:貨物自動車運送など
従業員数:280人(男女比 8:2) ※小川営業所
創業:昭和28年8月

※2023年5月30日時点

目次

代表者インタビュー

小川営業所長の柴田さんにお話を伺いました。

―― 御社の事業内容を教えてください。

 小川町エリアで本田技研工業株式会社様を主なお客様とした物流を担っている地域に密着した元気のある会社です。

―― 物流というと運送とはどう違うのでしょうか?

 単純に運ぶだけであれば運送なのですが、弊社は運送に加えて、保管や梱包といったある場所から別の場所ににモノが届くまでのすべてのプロセスに関与しております。それが物流であると定義しています。
 そのため弊社は運送会社ではなく、物流会社といっています。

―― そうなんですね! 本田技研工業さんがメインのお客様ということですが、具体的にはどのような形での物流を担っているのでしょうか?

 完成車の運送はもちろんですが、各地にある部品製造工場から輸送されてきた部品を、弊社の倉庫に一時保管し、本田様の工場の製造ラインに合わせて倉庫から供給するという役割を担っています。

―― なるほど! 視点を変えると製造ラインの一部を担っているともいえますね。

 そうですね。やはり工場に一度に保管できる量には限りがありますし、遠方から輸送されてくるようなものは到着時間がまちまちなので決められた時間に正確に納めることは困難です。
 それを工場の近くにある弊社の倉庫に一時的に保管することで、弊社の倉庫から必要な分の部品をジャストインタイムで供給することができるわけです。

―― それは部品製造工場にとっても、本田さんにとっても助かりますね! 将来的にはどのような会社への発展を目指されていますか?

 やはり地域への貢献ということが一番大きいです。
 それには人材育成をしっかりやっていきたいと考えています。そのためにも雇用をしなくてはなりませんので、地域の雇用を増やして、小川エリアになくてはならない存在価値のある会社として地域社会に貢献していきたいです。
 また、環境面での貢献も重要です。地域の清掃活動やゴミ拾いなどは地域の方々と一緒になって取り組んでいます。
 ちなみに、先日は敷地内で安全講習会を行ったのですが、地元の飲食事業者さんにも出店いただいて盛大にやらせていただきました。

―― 地域で雇用をしていきたいということでしたが、求める人材像についてお聞かせいただけますでしょうか?

 弊社には特別なスキルは必要ありませんので、元気で明るく、チャレンジ精神を持った人ですね。
 高校生の方ですと初めて社会に飛び出すという方が多いかと思います。弊社にはそういう先輩方もたくさんいますので、いろいろ相談できる機会もありますよ。

―― 将来はどんな社員になってもらいたいですか?

 もちろん物流の仕事である梱包、保管、管理といった知識やスキルをしっかりと身につけてもらいたいと思いますが、単に仕事を憶えるということだけでなく、いずれは地元の営業所を守るという気概のある人材に成長していただきたいと思います。
 また、弊社は小川営業所だけでなく、日本全国、世界各地に営業所を有しています。本人の希望や努力しだいで、そうした世界へのチャレンジも可能ですので、そのようなチャレンジのできるような人材育成や環境も用意していきたいと思います。

―― 最後に高校生の方、これから就職先を選ぼうとされている方に向けたメッセージをお願いします。

ぜひ私たちと元気に明るく楽しく、一緒に仕事をしてみませんか。この動画を見てご興味を持っていただけましたら、ぜひ飛び込んできてください!

―― ありがとうございました! 

若手社員インタビュー

入社2年目のUさんにお話を伺いました。

―― 御社への入社を決めたきっかけ・理由を教えていただけますか?

 高校生のときに物流の会社でアルバイトをしたこともあり、物流に興味を持っていました。
 物流会社をいくつか調べた中で、当社は社名に「梱包」「運輸」「倉庫」という物流の3要素が含まれていたため、WEBで調べたところ、フルトレーラーを国内で初めて導入するなど新しいことにチャレンジしている会社でもあることを知りまして入社を決めました。

―― 高校時代から物流業界に興味を持っていたということですが、そのきっかけは何だったのでしょうか?

 もともと祖父が海運業界で仕事をしており、業務内容を知っていたので興味があったというのがあります。
 また、高校時代にアルバイトをした会社はtoC(一般消費者)がメインだったのですが、大学で流通について学び中で、当社のようなBtoBの物流に興味を持つようになりました。

―― 社名の見方にも物流への関心の高さがうかがえますね。普段はどのようなお仕事に従事されているのでしょうか?

 自動車部品の仕分けや管理、フォークリフトを使った出荷の準備などを担当しています。

― 仕事をしていてやりがいや嬉しいと感じるのはどんなときでしょうか?

 車が好きということもあり、車をつくるのに使用される部品の物流でものづくりに関われることや、完成した車が工場からキャリアカーで届けられているのを見ると嬉しいです。

―― モノをつくる工場ではないけれど、部品を供給したり、完成したモノを運ぶことで、ものづくりの一部を担っているのですね。

 そうですね。ものづくりはつくるだけでは完結せず、やはりユーザーに届いてこそなので、物流の過程で品質を落とすようなことがあってはならないと思っています。

―― 逆に仕事をしていて大変だなと感じることはどんなことでしょうか?

 フォークリフトで荷物を運搬することが多いので、少し操作を誤ると製品を傷つけてしまうおそれがあります。先ほど言ったように、物流の過程で品質を落とすわけにはいかないので、細心の注意を払って作業しています。責任重大な仕事です。

―― 物流という形でものづくりの大切な一翼を担っているんですね。最後に高校生や就職先を考えている方に向けたメッセージをお願いします。

 いろんなニュースなどを見て、物流業界は忙しいというイメージをお持ちの方もいるのではないかと思います。でも仕事においては、忙しいことが一番幸せなことではないかと思います。
 初めて社会に出るということで心配なこと、大変なこともあるかもしれませんが、当社はチャレンジできる環境がそろっている職場ですので、ぜひ興味を持っていただけたら嬉しく思います。

―― ありがとうございました!

仕事の様子

ふるさと比企で高校生と企業をつなぐ縁結び事業とは

「ふるさと比企で高校生と企業をつなぐ縁結び事業」とは、卒業後に就職を希望する地元の高校生と地域企業のマッチングを促すことを目的とする事業で、2022年度に始まりました。

「地元には良い企業はあるのに知られていない」
「よく会社のことを知らないまま入社して、こんなはずじゃなかったと早期に退職してしまう人が多い」

こうした課題を解決するために、比企地域+1自治体の計9自治体(東松山市、小川町、吉見町、嵐山町、滑川町、ときがわ町、川島町、鳩山町、東秩父村)からなる比企地域元気アップ実行委員会様が企画しました。

9自治体から条件にあった企業をそれぞれ3社をピックアップし、就職を希望する高校生向けに最大27社分のPR動画(1社あたり約5分)を制作します。

制作した動画は比企地域元気アップ委員会のYouTubeチャンネルで公開するほか、対象企業様のHPなどでご活用いただく予定です。

公開は2023年7月を予定。

※2022年度事業につきましては、こちらのページをご覧ください。

2023年度対象企業様一覧(撮影が終了した企業様を記載しています)

東松山市
高橋精機株式会社 様
株式会社 木屋製作所 様
伊田テクノス株式会社 様

小川町
松岡醸造株式会社 様
・日本梱包運輸倉庫(小川営業所) 様

滑川町
森林公園観光株式会社 様
株式会社 滑川環境保全 様
社会福祉法人 滑川珠美園 様

ときがわ町
みはし株式会社 様
株式会社 清藤家具製作所 様

川島町

吉見町
第一プレス工業株式会社 様

鳩山町

嵐山町

東秩父村
秩父鉱業株式会社 様

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この記事を書いた人

埼玉県草加市出身、坂戸市在住。2児の父。越谷市役所に14年間勤務し、農業や商工業、伝統工芸振興、企業誘致などに携わり、多くの新規事業を手がける。比企起業塾第2期生。2020年3月起業。埼玉県比企郡を中心に、行政や中小企業のお助けマンとして、官民連携、新規事業開発、地域教育、関係人口づくりなどに取り組む。地域プロジェクトコーディネーター。共著に『地域でしごと まちづくり試論』(2021年2月発行)

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