「第一プレス工業株式会社」様(吉見町)の撮影を行いました(2023年5月26日)

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こんにちは!
ときがわ社中の風間です。

2022年度に続き、比企地域元気アップ実行委員会様からの委託事業「ふるさと比企で高校生と企業をつなぐ縁結び事業」2023年度版がスタートしました!

地元高校生を対象として、比企地域+1自治体の計9市町村( 東松山市、小川町、吉見町、嵐山町、滑川町、ときがわ町、川島町、鳩山町、東秩父村)の企業様27社の紹介動画を撮影しています。

2023年5月26日(金)、埼玉県吉見町にある「第一プレス工業株式会社」様の吉見工場にお邪魔して、動画撮影を行いました。

撮影の様子を差しさわりのない範囲で公開しています。

基本情報

会社名:第一プレス工業株式会社(吉見工場)
事業内容:エアータンクの製造・販売、各種金属加工(レーザー切断、曲げ、溶接)
従業員数:40人(男性39人、女性1人) ※吉見工場
創業:昭和31年12月

※2023年5月26日時点

目次

代表者インタビュー

品質管理課長の松崎さんにお話を伺いました。

―― 御社の事業内容を教えてください。

 弊社は商用車や設備向けのエアータンク製造メーカーの先駆けとして、1962年より信頼性のあるエアータンクの製造を行っております。弊社は創業以来、エアータンクを専門としておりまして、シェアは日本国内の業界でトップクラスとなっています。
 エアータンクとは、大気圧とは異なる一定の圧力で期待が貯留するように設計された容器のことをいいます。

― 商用車や設備向けということで一般の方にはあまりなじみがないかと思うのですが、エアータンクは具体的にはどんな用途で使われるんでしょうか?

 主には重要保安部品に指定されているトラックなどの商用車のブレーキ用が8割です。そのほか、コンプレッサなどの設備用、電車のドアなどに用いられる鉄道用として用いられるエアータンクがあります。

―― エアータンクはいろんな分野で使われているんですね! その中で吉見工場の役割としてはどんなものがあるでしょうか?

 吉見工場ではアルミ製や鉄製のエアータンクの量産を行っており、年間約25万本のエアータンクを製造しています。また、量産工場でありながら、1本からの製造や少量多品種での製造も可能なことが特徴です。

―― 少量多品種から量産まで可能なんですね! 将来的にどのような企業への発展を目指しているのでしょうか?

 これからの時代、環境問題やSDGs、脱炭素などが求められておりますので、それらを遵守、克服し、電動化が進むと思われる自動車産業の中でも勝ち残れるように邁進したいと考えております。
 また、今期から新たにステンレス製のエアータンクの分野にも進出しました。エアータンクメーカーとしてさらにシェアを拡大し、世界との競合に勝ち残れるようにしたいです。

―― ステンレス製のエアータンクは用途がまた異なるのでしょうか?

 主に医療用や食料品製造の分野で使われるものになります。この分野は初めてとなるので研究開発を進めていますが、これまでのエアータンク製造のノウハウを活かせたらと考えております。

―― 次に求める人材像についてお聞かせいただけますでしょうか?

 やる気に満ち溢れ、活発で芯があり、将来像を持った方、新しいことへのチャレンジ精神をお持ちの方にぜひ来ていただきたいです。また、弊社には海外にも拠点がありますので、グローバルな活躍も期待しています。

―― 将来はどんな社員になってもらいたいですか?

 常に向上心と目標を持ち、それらを達成しようと努力する人、また、自分から提案して動いたり、工夫したりできるような人になってもらいたいと思います。

―― 最後に高校生の方、これから就職先を選ぼうとされている方に向けたメッセージをお願いします。

 吉見工場はとても活気のある工場です。金属加工や溶接にご興味がある方は、ぜひ一度見学にいらしてください。弊社には労働組合もあり、福利厚生も充実しているので働きやすい会社です。皆さまのご応募をお待ちしております!

―― ありがとうございました! 

若手社員インタビュー

入社2年目のNさん、Tさんにお話を伺いました。

【Nさん】

―― 御社への入社を決めたきっかけ・理由を教えていただけますか?

 自宅から近い職場を探していたところ、他社と比べて福利厚生が充実していたので会社見学をさせていただきました。職場の雰囲気がすごくよかったのが印象に残ったので入社を決めました。

―― どんな雰囲気だったのでしょうか?

 皆さん、とにかくフレンドリーで、「女子高生が来た!」というような感じでどんどん声をかけてくださいました。吉見工場には若い女性社員がいなかったため、大歓迎を受けました(笑)
 高校卒業するまでの間もアルバイトとして雇っていただき、そのまま社員になりました。

―― すぐにアルバイトとして雇われるほど熱心な歓迎を受けたんですね(笑) 普段はどのようなお仕事をされていますか?

 総務課で働いておりまして、午前中は出勤簿の整理やお弁当の手配、工場の生産計画を出力して、それを現場の各所に配布しています。午後は新入社員の方々や海外から来た方々の付き添いで役場に行ったり、書類関係の整理も行っています。

― 仕事をしていてやりがいや嬉しいと感じるのはどんなときでしょうか?

 まだ右も左もわからない中で、一つひとつ丁寧に教えていただきました。皆さま優しく、とても明るく仕事ができているので楽しいです。また、生産計画を現場に配布するときも声をかけていただき、現場との繋がりを感じることもできますので、大変やりがいを感じています。

―― 逆に仕事をしていて大変だなと感じることはどんなことでしょうか?

 午前中は生産計画や出荷伝票、お弁当の注文票と書類に埋もれそうになりながら働いています(笑)。午後はお弁当の片付け、清掃、書類の整理、海外から来た方々の付き添いもあるので、1日がとても短く感じます。

―― 大変そうですけど、楽しそうにされていますね!(笑) 最後に高校生や就職先を考えている方に向けたメッセージをお願いします。

 これから若い子たちをどんどん採用していく方針だそうですので、まずは見学から来ていただけると嬉しいです。20代から60代の方まで幅広い年齢層の方が働いている会社です。年齢層は幅広いですが、皆さんとてもやさしいので安心してきてください。
 また、さまざまな資格も取得できますので、手に職を付けたい方もご応募をお待ちしております!

―― ありがとうございました!

Nさんはとにかく明るくて、会社のムードメーカーになっているようです。
インタビューのときには、何人もの社員の方が応援にかけつけていました。


さしずめ吉見工場のアイドルといったところでしょうか。

【Tさん】

― 御社への入社を決めたきっかけ・理由を教えていただけますか?

 私は最初は派遣社員として入社し、紹介派遣によって正式に入社しました。
 前職では食品関係のものづくり分野にいましたので、特に違和感なく仕事ができています。

―― 派遣社員から正社員になられたということですが、貴社のどんな部分に魅力を感じたのでしょうか?

 現場にはインドネシアなど海外の方も多くいらっしゃるのですが、そうした方々との仕事が新鮮で、社内での人と人とのつながりや交流に魅力を感じたのが大きいです。

―― 普段はどのような話をされるのですか?

 非常に他愛のない話なのですが、昨日何を食べたの?とか、どこどこにいってきたんだ、というような世間話が多いですね(笑)

―― 社員さん同士がコミュニケーションをとられているんですね普段はどのようなお仕事をされているのでしょうか?

 吉見工場では鉄製とアルミ製のエアータンクを製造しているのですが、私は鉄製のエアータンクの最終検査を担当しています。自動車のブレーキに使われる重要な部品ですので、絶対にエアー漏れがあってはいけません。そのため責任感を持って仕事をしています。

― 仕事をしていてやりがいや嬉しいと感じるのはどんなときでしょうか?

 先ほども言ったのですが、人とのつながりが広く、強く、仕事中だけでなく休憩中も含めてとても楽しいです。外国人実習生や特定技能者との会話も新鮮で魅力的です。
 また、ほかのものづくりとも共通しますが、自分が検査したエアータンクが出荷されて、トラックなどに搭載されて世界中で活躍していることが嬉しいですね。

―― 自分が手掛けた商品が世に出ている姿を見られるのはものづくりの醍醐味ですよね。メーカーなどを見れば、自社の製品が使われていることがすぐ分かるのでしょうか?

 わかりますね!

―― そうなんですね! 逆に仕事をしていて大変だなと感じることはどんなことでしょうか?

 繁忙期になると生産本数が増え、検査本数が増えるので大変です。特に鉄製のエアータンクはアルミ製に比べて重要があるので、気を付けないと腰を痛めてしまいます。
 とにかく不良品を出してはならないとプレッシャーも大きいですね。

―― 最後に高校生や就職先を考えている方に向けたメッセージをお願いします。

 若い人を増やすと会社から聞いていますので、これから入社する方は大変期待されていると思います。
 人と人との関係も良好で、比較的自由な社風の中で期待に応えながら仕事をするのはとても楽しいことだと思います。皆さまのご応募をお待ちしております。

―― ありがとうございました!

Tさんがすばらしい声でインタビューに答えてくださいました!

仕事の様子

アルミ製のエアータンクの製造の様子を中心に動画を撮影させていただきました。

皆さん、キビキビと動かれていて、「活気がある会社」とおっしゃっていたのがわかる気がします。

Tさんから、「鉄製のエアータンクは重い」と聞いていましたので、最後に鉄製エアータンクを持ち上げてみました。
なるほど、ずっしりした感触が伝わってきます。

鉄製とアルミ製を合わせると、1日700~800本くらいのエアータンクを製造するそうなので、確かに気を付けないと腰を痛めてしまいそうです。

ちなみにこちらは同社のマスコットキャラクター「たんくん」

明るい当社の雰囲気がよく出ていますね!
かわいい!

ふるさと比企で高校生と企業をつなぐ縁結び事業とは

「ふるさと比企で高校生と企業をつなぐ縁結び事業」とは、卒業後に就職を希望する地元の高校生と地域企業のマッチングを促すことを目的とする事業で、2022年度に始まりました。

「地元には良い企業はあるのに知られていない」
「よく会社のことを知らないまま入社して、こんなはずじゃなかったと早期に退職してしまう人が多い」

こうした課題を解決するために、比企地域+1自治体の計9自治体(東松山市、小川町、吉見町、嵐山町、滑川町、ときがわ町、川島町、鳩山町、東秩父村)からなる比企地域元気アップ実行委員会様が企画しました。

9自治体から条件にあった企業をそれぞれ3社をピックアップし、就職を希望する高校生向けに最大27社分のPR動画(1社あたり約5分)を制作します。

制作した動画は比企地域元気アップ委員会のYouTubeチャンネルで公開するほか、対象企業様のHPなどでご活用いただく予定です。

公開は2023年7月を予定。

※2022年度事業につきましては、こちらのページをご覧ください。

2023年度対象企業様一覧(撮影が終了した企業様を記載しています)

東松山市
高橋精機株式会社 様
株式会社 木屋製作所 様
伊田テクノス株式会社 様

小川町
松岡醸造株式会社 様

滑川町
森林公園観光株式会社 様
株式会社 滑川環境保全 様
社会福祉法人 滑川珠美園 様

ときがわ町
みはし株式会社 様
株式会社 清藤家具製作所 様

川島町

吉見町
・第一プレス工業株式会社 様

鳩山町

嵐山町

東秩父村
秩父鉱業株式会社 様

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この記事を書いた人

埼玉県草加市出身、坂戸市在住。2児の父。越谷市役所に14年間勤務し、農業や商工業、伝統工芸振興、企業誘致などに携わり、多くの新規事業を手がける。比企起業塾第2期生。2020年3月起業。埼玉県比企郡を中心に、行政や中小企業のお助けマンとして、官民連携、新規事業開発、地域教育、関係人口づくりなどに取り組む。地域プロジェクトコーディネーター。共著に『地域でしごと まちづくり試論』(2021年2月発行)

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