「社会福祉法人 滑川珠美園」様(滑川町)の撮影を行いました(2023年5月19日)

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こんにちは!
ときがわ社中の風間です。

2022年度に続き、比企地域元気アップ実行委員会様からの委託事業「ふるさと比企で高校生と企業をつなぐ縁結び事業」2023年度版がスタートしました!

地元高校生を対象として、比企地域+1自治体の計9市町村( 東松山市、小川町、吉見町、嵐山町、滑川町、ときがわ町、川島町、鳩山町、東秩父村)の企業様27社の紹介動画を撮影しています。

2023年5月19日(金)、埼玉県滑川町にある「社会福祉法人 滑川珠美園」様にお邪魔して、動画撮影を行いました。

撮影の様子を差しさわりのない範囲で公開しています。

基本情報

会社名:社会福祉法人 滑川珠美園
事業内容:障がい者支援施設、グループホームの運営、相談支援事業
従業員数:46人(男女比 35:65)

※2023年5月19日時点

目次

代表者インタビュー

事務長の黒田さんにお話を伺いました。

―― 御社の事業内容を教えてください。

 障がい者福祉事業を行っています。現理事長のお父さんの代に、昭和52年に滑川町で入所・短期入所の障がい者支援施設として「滑川珠美園」を創業しました。現在では相談支援事業所も併設しています。
 また、お隣の東松山市では2棟のグループホームも運営しています。

―― 障がい者支援施設とグループホームも運営されているんですね。どのような理念をお持ちなのでしょうか?

 当園の理念は、重度高齢化した知的障がい者の方々を可能な限り受け入れ、社会の一員としての役割を果たすとともに、豊かで癒しや安らぎのある生活を送っていただくことを目指しています。

―― 現在の理事長さんも、創業者であるお父さまから理念を引き継いでいらっしゃるんですね! 今後はどのような会社への発展を目指されているでしょうか

 いたずらに事業規模を大きくするのではなく、利用者の方々と職員とのふれあいを大切にしたいと思っています。双方が生きがい・働きがいを持って共に生活できる施設を目指しています。

―― そのような施設であるためにもお互いの信頼関係が必要になりそうです。求めている人材像をお聞かせいただけますでしょうか?

 一人ひとりの個性を大切にしていただきたいと思っています。それと同時に、チームワークも必要ですので、チームの和も大切にできることも重要です。

―― 個性とチームワークを大切にされているんですね会社に入った後は、どんな人材に育ってほしいとお考えでしょうか?

 自分のため、誰かのために貢献できる人に育ってほしいです。また、もちろん当園での活躍を期待しますが、当園に限らず福祉という仕事のことをよく理解し、業界全体に関する専門性やスキルを高めていただきたいと考えています。

―― 最後に高校生の方、これから就職先を選ぼうとされている方に向けたメッセージをお願いします。

 当園は知的障がい者の方々の入所施設です。当園での仕事にご興味がありましたらぜひよろしくお願いします。また、これをきっかけに少しでも福祉の分野に興味を持っていただけると嬉しく思います。

―― ありがとうございました!

若手社員インタビュー

入社2年目のTさんにお話を伺いました。

―― 御社への入社を決めたきっかけ・理由を教えていただけますか?

 前に働いていた高齢者福祉施設でお世話になった先輩に紹介してもらったことがきっかけに当社を知りました。また、障がいを持っている親族の自立支援のための知識を得られたらと思い、入社を決めました。

―― 普段はどんなお仕事をされているんでしょうか?

 食事、入浴、排せつなどの日常生活を送るうえで必要な支援を行っています。また、日課としてレクリエーションや園外活動なども行っています。

―― レクリエーションや園外活動ではどのようなことをされているんでしょうか?

 ちぎり絵をしたり、絵を描いたり、陶芸をしたりしています。また、園外では一緒に畑で作物を育てることもしています。

―― このお仕事をしていてやりがいや嬉しいと感じるのはどんなときでしょうか?

 利用者の方々が描いたイラストや書いた手紙を見せていただいたり、年間行事のイベントや外出のときなどに普段見られないような素敵な笑顔を見られたときには私も嬉しくなりますね。

―― 逆に仕事をしていて大変だなと感じることはどんなことでしょうか?

 利用者は知的障がいをお持ちの方々なので、時には意思疎通が難しいこともあります。そうしたときのコミュニケーションの取り方や利用者ごとに対応の仕方に違いがあるので、大変だなと感じます。

―― そのようなときはどのようにして意思疎通を図るのでしょうか?

 先輩方に相談したり、身振り手振りで伝えたりしています。

―― 最後に高校生や就職先を考えている方に向けたメッセージをお願いします。

 入社前は不安でいっぱいでしたが、1年務めてみてとてもやりがいを感じています。なんとなく「怖い」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、障がいへの理解が深まると、障がいに対する偏見がなくなってくるのではないかと思います。

―― ありがとうございました!

仕事の様子

ふるさと比企で高校生と企業をつなぐ縁結び事業とは

「ふるさと比企で高校生と企業をつなぐ縁結び事業」とは、卒業後に就職を希望する地元の高校生と地域企業のマッチングを促すことを目的とする事業で、2022年度に始まりました。

「地元には良い企業はあるのに知られていない」
「よく会社のことを知らないまま入社して、こんなはずじゃなかったと早期に退職してしまう人が多い」

こうした課題を解決するために、比企地域+1自治体の計9自治体(東松山市、小川町、吉見町、嵐山町、滑川町、ときがわ町、川島町、鳩山町、東秩父村)からなる比企地域元気アップ実行委員会様が企画しました。

9自治体から条件にあった企業をそれぞれ3社をピックアップし、就職を希望する高校生向けに最大27社分のPR動画(1社あたり約5分)を制作します。

制作した動画は比企地域元気アップ委員会のYouTubeチャンネルで公開するほか、対象企業様のHPなどでご活用いただく予定です。

公開は2023年7月を予定。

※2022年度事業につきましては、こちらのページをご覧ください。

2023年度対象企業様一覧(撮影が終了した企業様を記載しています)

東松山市
高橋精機株式会社 様

小川町

滑川町
森林公園観光株式会社 様
株式会社 滑川環境保全 様

ときがわ町
みはし株式会社 様

川島町

吉見町

鳩山町

嵐山町

東秩父村

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この記事を書いた人

埼玉県草加市出身、坂戸市在住。2児の父。越谷市役所に14年間勤務し、農業や商工業、伝統工芸振興、企業誘致などに携わり、多くの新規事業を手がける。比企起業塾第2期生。2020年3月起業。埼玉県比企郡を中心に、行政や中小企業のお助けマンとして、官民連携、新規事業開発、地域教育、関係人口づくりなどに取り組む。地域プロジェクトコーディネーター。共著に『地域でしごと まちづくり試論』(2021年2月発行)

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