「有限会社 小澤建設」様(ときがわ町)の撮影を行いました(2023年6月5日)

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こんにちは!
ときがわ社中の風間です。

2022年度に続き、比企地域元気アップ実行委員会様からの委託事業「ふるさと比企で高校生と企業をつなぐ縁結び事業」2023年度版がスタートしました!

地元高校生を対象として、比企地域+1自治体の計9市町村( 東松山市、小川町、吉見町、嵐山町、滑川町、ときがわ町、川島町、鳩山町、東秩父村)の企業様27社の紹介動画を撮影しています。

2023年6月5日(月)、埼玉県ときがわ町にある「有限会社 小澤建設」様にお邪魔して、動画撮影を行いました。

撮影の様子を差しさわりのない範囲で公開しています。

基本情報

会社名:有限会社 小澤建設
事業内容:住宅などの木造建築、リフォーム
従業員数:8人(男性5人、女性3人)
創業:1972年(2002年設立)

※2023年6月5日時点

目次

代表者インタビュー

代表取締役社長の小澤さんにお話を伺いました。

―― 御社の事業内容を教えてください。

 弊社は建築会社です。木造の個人住宅が中心ですが、木造であれば店舗やリフォームなどのご相談も承っています。
 地元であるときがわ町や比企地域がメインですが、お願いされれば他の地域で施工することもあります。

―― 「木造」はやはりときがわ町が「木のまち」だから何でしょうか?

 木にこだわっているというか、創業者の父の頃から木を当たり前のように使ってきて、木の家を見て、木の家で住んできました。その中で木の良さやカッコよさを感じてきて、日本には非常に合うものだと思っています。
 ただ家の素材として木を使うというだけでなく、家の中からも外からも木が見えるような形で、木の良さを活かしたいですね。

―― 創業者がお父さまということですが、会社を引き継ぐことについてお父さんから言われていたことはあるでしょうか?

 物心ついたときから言われていましたね(笑)
 しかもしょっちゅうです。「やってほしい」と。
 父は現会長ですが、すごく建築という仕事が好きで、私にもその仕事をやってもらいということを言っていました。
 身近でそんな父の姿を見ていましたので、長男ということもあり、私としては自然と引き継いだ形になります。

―― そうなんですね。今後はどのような会社への発展を目指されているでしょうか?

 大きく事業展開しようとは思っていないですね。変わらず木造で、お客さまのライフスタイルに合わせた提案をして、お客さまに喜んでいただけるような「小澤らしい」家をつくっていきたいと考えています。
 一つだけ追いかけたいものがあるとすれば、「ブランドになること」です。「小澤さんにお願いしたい」と言われるような存在でありたいですね。
 といっても自分の手から仕事が離れてしまうというのは嫌なので、年間で数棟で構わないんです。みんなで楽しく家づくりをしていきたいです。

―― 「みんなで楽しく」ですか?

 家づくりはお客さんも楽しみですよね。
 だから働いている人も仕事だけど楽しみながら、みんなでつくっていきたいですね。それが家づくりの魅力的なところだと思うので。楽しくない、魅力がないと仕事は継続できません。

―― おっしゃるとおりですね! 一緒に働く社員として求める人材像はどのようなものでしょうか?

 入社前に特別なスキルは必要ありません。どんな人でもOKです!
 ただ、「気持ちのある人」に来てもらいたいですね。

―― 「気持ちのある人」というのはどんな人なのでしょう?

 建築に興味があったり、ものづくりをしてみたいけど機会がなかったような人など、自分から来てくれるような人です。
 教えるというより、一緒につくっていきたいと考えているので。選ぶという気はあまりなく、むしろ当社を選んでもらいたいと思っています。
 若い方が入ってきてくれることで新しい発想が生まれ、今までにないことができるんじゃないかと期待しています。たとえば、うちには営業の担当は1人もいないのですが、「営業をやりたい」という方も大歓迎です。自由にできる環境があるので、ぜひやってもらいたい。
 最終的にはやっぱり建築を好きになってもらいたいかな。

―― 将来はどんな社員になってもらいたいですか?

 自立してほしいと考えています。建築は建てる場所も違うし、毎回同じ仕事をするわけじゃありません。言われないとできないというのではなく、自分で考えて動ける人間になってもらいたいですね。

―― 最後に高校生の方、これから就職先を選ぼうとされている方に向けたメッセージをお願いします。

 動画を見て興味を持っていただけましたら、ぜひ。明日にでもOKです。お待ちしています!

―― ありがとうございました! 

若手社員インタビュー

入社5年目のOさんにお話を伺いました。

―― 御社への入社を決めたきっかけ・理由を教えていただけますか?

 家が建築会社だったので、幼いころから身近なところにありました。
 建築系の高校を出て、一度ほかの工務店に就職したのですが、現場よりも図面を描く方が好きで、その工務店では図面の仕事ができませんでした。
 そんなとき、当社でもともとは外注していた設計の仕事を内製化するためにCADシステムを導入したのですが、それを使える人間がいなかったので、「自分がやりたい」と希望して戻ってきました。

―― CADはあったけど、使える方がいなかったんですね?

 私もCADはできましたが、建築設計は素人だったのでイチから勉強でした。

― 普段どのようなお仕事をされているのでしょうか?

 社長たちが提案したプランを図面に起こす仕事を中心にしています。それと図面だけではお客さまにイメージが伝わらないので、説明のときに使う3Dパースをつくることもやっています。説明の際に同席することもあります。
 そうすることでお客さまとのイメージのずれがなくなり、後々のトラブルも少なくなったと実感しています。

―― 確かに社内向けの設計という仕事だけでなく、お客さまに伝わりやすくするのも重要な仕事ですよね! 仕事をしていてやりがいや嬉しいと感じるのはどんなときでしょうか?

 自分が描いた図面の家が実際にでき上がったとき、「本当にできた」「ちゃんと描けていたんだ」と実感して感動しましたね!
 それまでそんなことはなかったので。

―― 逆に仕事をしていて大変だなと感じることはどんなことでしょうか?

 経験がないようなことを初めてやる仕事です。たとえば都内で仕事をするときに、店舗関係の仕事で慣れない法律などのルールを調べたりするのは大変でした。あと最初は都内まで車で行っていたのですが、それも大変でしたね。

―― 最後に高校生や就職先を考えている方に向けたメッセージをお願いします。

 建築はやりがいの多い仕事だと思います。お客さまとたくさん話をしながらやっていくのですが、家ができあがったときに「本当に良い家ができた」と喜んでいただけるのは何より嬉しいです。ぜひ一緒に仕事しましょう!

―― ありがとうございました!

仕事の様子

木と緑がこだわりのオープンハウス兼事務所。

思わずまた家を建ててしまいたくなってしまいます。

ときがわ町内での建築現場の様子も見せていただきました。

ふるさと比企で高校生と企業をつなぐ縁結び事業とは

「ふるさと比企で高校生と企業をつなぐ縁結び事業」とは、卒業後に就職を希望する地元の高校生と地域企業のマッチングを促すことを目的とする事業で、2022年度に始まりました。

「地元には良い企業はあるのに知られていない」
「よく会社のことを知らないまま入社して、こんなはずじゃなかったと早期に退職してしまう人が多い」

こうした課題を解決するために、比企地域+1自治体の計9自治体(東松山市、小川町、吉見町、嵐山町、滑川町、ときがわ町、川島町、鳩山町、東秩父村)からなる比企地域元気アップ実行委員会様が企画しました。

9自治体から条件にあった企業をそれぞれ3社をピックアップし、就職を希望する高校生向けに最大27社分のPR動画(1社あたり約5分)を制作します。

制作した動画は比企地域元気アップ委員会のYouTubeチャンネルで公開するほか、対象企業様のHPなどでご活用いただく予定です。

公開は2023年7月を予定。

※2022年度事業につきましては、こちらのページをご覧ください。

2023年度対象企業様一覧(撮影が終了した企業様を記載しています)

東松山市
高橋精機株式会社 様
株式会社 木屋製作所 様
伊田テクノス株式会社 様

小川町
松岡醸造株式会社 様
日本梱包運輸倉庫(小川営業所) 様
株式会社クラフティ(越後屋スクールスタジオ東小川小学校スタジオ・越後屋ドローンスクール埼玉小川校) 様

滑川町
森林公園観光株式会社 様
株式会社 滑川環境保全 様
社会福祉法人 滑川珠美園 様

ときがわ町
みはし株式会社 様
株式会社 清藤家具製作所 様
・有限会社 小澤建設 様

川島町

吉見町
第一プレス工業株式会社 様

鳩山町

嵐山町

東秩父村
秩父鉱業株式会社 様
槻川林産木工有限会社 様

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この記事を書いた人

埼玉県草加市出身、坂戸市在住。2児の父。越谷市役所に14年間勤務し、農業や商工業、伝統工芸振興、企業誘致などに携わり、多くの新規事業を手がける。比企起業塾第2期生。2020年3月起業。埼玉県比企郡を中心に、行政や中小企業のお助けマンとして、官民連携、新規事業開発、地域教育、関係人口づくりなどに取り組む。地域プロジェクトコーディネーター。共著に『地域でしごと まちづくり試論』(2021年2月発行)

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